施設実例

子ども達がのびのび育つ、「杉の木の保育園」

OMソーラーと裏山からのクールチューブによる冷房補助を試行

すぎっ子保育園(現・すぎっ子こども園)(大分県日田市)

運営:大分県日田市(旧上津江村)

「すぎっこ保育園」は、平成10年に大分県上津江村が村内唯一の村営保育園を新築するために行った設計のプロポーザルコンペで生まれた建築です。施工を担う工務店ではなく、「安成工務店一級建築士事務所」として応募、選定されています。上津江村の主要産業である林業の魅力や価値を全国に発信すべく、上津江村産の津江杉を構造材に使用し、さらにそのまま内部インテリアにも化粧で見える真壁工法のプロトタイプの木の保育園を提案。この保育園を商品化し、全国に躯体供給する試みが評価されての選定でした。
当時では珍しく杉の構造材を現して用い、床材も杉のムク板を使っています。
安成工務店一級建築士事務所が初めて取り組んだ公共施設設計物件となりました。

木の保育園 玄関ホール

太陽をイメージした照明はオリジナルのデザイン。

玄関ホール

玄関ホール

木の教室 床、腰壁は杉ムク床材、天井は杉の梁桁を現しで用い、杉板張りで仕上げています。

木の教室 床、腰壁は杉ムク床材、天井は杉の梁桁を現しで用い、杉板張りで仕上げています。

講堂 講堂は天井を高くし、構造材の架構に工夫を凝らしています。

講堂 講堂は天井を高くし、構造材の架構に工夫を凝らしています。

トイレ トイレの床も杉板貼りとしました。常に清潔に使う工夫は住まいと一緒。

トイレ トイレの床も杉板貼りとしました。常に清潔に使う工夫は住まいと一緒。

施設仕様

施工会社
㈱ 安成工務店
竣 工
1999年3月
意匠設計
㈱ 安成工務店一級建築士事務所
敷地面積
3,209㎡
建築面積
552㎡
延床面積
525㎡
建物概要
木造平屋建て(在来木軸パネル工法)
その他
施  工: 安藤建設㈱
WoodOur works

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