ジャーナル
【出展報告】2020/2/27 第9回 介護甲子園に出展
介護事業と地域工務店・木材事業者の交流を目指して
2020年2月27日(金)インテックス大阪で開催された「第9回介護甲子園」に、木造施設協議会の関西地域の工務店8社と関連する企業とともに、ブース出展いたしました。
介護業界で働く人たちが自らの仕事を伝える場
介護業界で働く人たちが自らの仕事への思いを熱く語る「介護甲子園」。
毎年開催されている本イベントは、全国各地の介護事業者が取り組んでいる創意工夫を発表し・表彰するものです。今回は世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響がある中での開催となりましたが、会場には多くの方が参加され、ステージ上では、映像・音楽やショーを交えながら報告をされていました。
「木の小屋オフィス」や木のサンプルを展示
会場の後方に設けられた木造施設協議会のブースには、木の良さを肌で実感していただくために、六甲材で作った「木の小屋オフィス」や、木の温かさの違いを手で感じ取ってもらうために3種類の違った板材とサーモカメラ等を置いて、来場された介護事業者の方々に、木の温かさ、やさしさ、ぬくもり等を感じてもらいました。
介護の現場の声から
現状、介護事業者の職員は女性の方々が多く、仕事中は常にストレスと疲労を感じていると話されました。そんな方々には、木と健康、木と仕事の質の向上等、働く職場環境に地元の木材を活用していくことの重要性についてもお話をさせていただきました。
介護事業者と地域工務店・木材事業者の交流・協働を模索します
本来、社会福祉や医療・保育・教育等の事業・仕事は地域社会や私たちの暮らしと密着していました。しかし現代ではそれぞれが別々の事業として機能し、地域社会との関係性が希薄になってきています。
地域の工務店、木材に関わる事業者も今回の介護について積極的に関わっていくことで、地域資源の循環、コミュニケーションの活性化、安定雇用や地域の子ども達や高齢者の見守りにも繋がっていくはずです。そのことが、参加された介護事業者の方々と話をする中でよく理解できました。木造施設協議会ではこれからも、地域の工務店と共に積極的に、社会福祉、医療、保育、教育と繋がっていく取組みを進めていきます。
文責・写真:木造施設協議会事務局