WoodJournal
ジャーナル
【開催報告】2021/6/17「災害へのレジリエンス、環境デザインと建築」設計セミナー
話し手:エウレカ稲垣淳哉氏、佐野哲史氏、東京理科大学高瀬幸造氏
6月17日は木造施設協議会の設計セミナー『災害へのレジリエンス、環境デザインと建築』をエウレカ事務所より配信しました。
エウレカ稲垣 淳哉さんからはバナキュラー建築のフィールドワークから再解釈をした環境デザイン、悲壮感たっぷりに災害に備えるだけでなく日常ともつなぐデザイン(豪雪地帯での高床住宅、ピロティがひらきつながる)などのお話をしていただきました。
理科大高瀬 幸造さんからは環境工学の歴史から石油ショックのエネルギー問題から自国の発展を守るために省エネの話がでてきた、風や隣地への日影がおちないシミュレーションに基づく環境設計、現場での施工者とのコミュニケーションが大切(気密の精度)、シミュレーションをすることで予測して必要十分な対策をとりつつ、想定と違えば修正していく応答などのお話でした。
最後はエウレカ佐野哲史さんにも加わっていただき対談。
佐野さんは木造が好きだということで、木造は現場でも加工できる唯一の建築材料、RCと比べて気密がという話があるが環境的にはよく作れる、意匠設計者がみえる梁組を考えらる唯一の構造だという話をさせていただいて、最後になって木造の話で締めさせていただきました。
この回だけではもったいないほどの内容が盛りだくさんで濃いものでした。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
また改めて記事としたいと思います。